病 院 系

・TDM(血中薬物濃度モニタリング)
吸収・分布・代謝・消失、つまり薬が体に入って出て行くまでのすべてを追跡できるのは薬剤師だけ。

・院内製剤
世の中に存在する薬だけでは対応できないことは山ほどある。
そのときに薬を作れる薬剤師は患者・チームにとってなくてはならない存在になりうる。

・抗癌剤等の混注と無菌操作
患者に使う準備までも当然仕事。
混ぜると困る力価の低下・不溶成分の析出・適切でない浸透圧など)もののチェックは出来ているか?

・検査値の読み方と意味
薬が効いているか、または副作用が出ていないか、検査値は体の状態を表すバロメーター。患者の状態を把握するのに必須の知識。

・検査値に影響を与える薬物
薬の影響で検査値が変わることがある。このことを知ってないと検査値も正しく解釈でない。
患者の体調が正しく判断できない。間違った判断は当然間違った治療に繋がる。

・カルテから患者情報を得る
Drの診察は患者の不調の原因を探すもの。
薬剤師は直接出来ないが、理解しなければチーム医療は成り立たない。治療戦略の大元を理解しなければならない。

・ベッドサイドにおける薬の説明時のコミュニケーション
患者は何らかの病気・怪我で病院にいるので健康で普通の状態とは違う。
同じ言葉でも心理状態が変われば、受け取られ方も変わるだろう。
また、患者の聞きたい情報は何か、専門用語を使わないで説明できるかなど身につけるべきことは沢山ある。

・インタビューフォーム・論文の読み方
薬の情報で真っ先に思いつくのは添付文書であるが、情報を補完するものとしてインタビューフォームがある。
情報を取得し、読みこなして活用できることは薬剤師に限らず社会人に必須のスキル。
さらに海外で発表されている論文(ほとんどが英語でかれている)も読めれば、世界中の役に立つ情報があなたを通して患者に届けられる。

・医薬品管理の仕方
医薬品は正しく管理されて初めてその有効性・安全性が保障される。
また日本の気候は屋内であっても気温・湿度の変動が激しく、医薬品管理は注意を要する。
調剤前のみならず、調剤後の薬までも保管方法について情報提供できなければならない。